レッスンの様子を記事にしていただきました⭐️
是非ご覧ください♪
No.0001 Vocal Direction ⑴
シャンソンコンテストヘの道
フランス語で歌う、とあるコンテストに出てみようと思い立った2023年1月。そして時すでに3月。もう1日でも早く準備をしていかないと私の歌唱力では『箸にも棒にも引っかからない』ことは明白です。。。
そこで、数年前から仲良くしていただいているシンガーソングライターでヴォーカルディレクターの宮原彩さんに「ちょっとどうにか何とかして欲しい」と泣きついたところ、こんな業界ズレしためんどくさい生徒のレッスンをとても快くお引き受けくださいました。
宮原彩さん
Singer Song Writer
Vocal Director
Aya Miyahara Vocal Studio 主宰
◎さてここで少し、自分のことを書いておきます。「自分語り」がとても苦手ですが、情報として。
私の《仕事》と《性格》
学生時代からイベントのステージに立つ機会があり(MCなど)、会社員時代もエンタメ業界、そして2006年の起業以来ずっとイベント企画制作業で「企画立案・ステージ・進行演出・本番」といった業務をしてきました。
タレントさんや演者さんと一番近いところに存在し、音響に関しては当然「全部PAさんが何とかしてくれる」という安心感を持ちつつ、見え方や聴こえ方をいつも客観的にみている立場です。
並行して自身が『クライアントに対して』話すコミュニケーションワークもしており、元の性格が人見知りを一切しないため、今この場を●分フリートークでアドリブでつなぐ、なども難なくやれる、対人コミュニケーションに一切緊張を感じないほうかもしれません。
そして『努力』で "完全に新たな物事を切り開く" というよりも、自分の経験を活かしながら "エコドライブ・省エネモード" で進みたい、地球に優しい(笑)感じ。「自分がやりたいこと」より「自分が必要とされること」にウエイトが置けるため、こだわりが何も無くシフトチェンジも容易。しかしここまでお仕事に関しては大きなジョブチェンジをすることもなく、完全に自立・独立した形で同じ業界内でやらせてもらっています。
初回レッスンはこんな感じ
そしてさっそく、彩先生と三軒茶屋の某カラオケボックスにチェックイン。キーボードを持ってきてくださって、発声練習から曲のフレーズまで細かくご対応をいただけるとのこと。音楽の才能がある人はすごいなあ〜
今回のレッスンに際し、私がお出ししたリクエストはこのような感じです。
①1から発声練習などの基礎訓練をストイックに積む時間がないので、上手なマイクの使い方、モノマネにならない自分のオリジナルの声の出し方や歌い方を研究したい
→ ここでも省エネモード&エコドライブ発動(笑)② どの曲でコンテストに出るか決めていないので、何曲かトライしながら彩先生と、フランス語の先生にも色々ヒアリングしながら曲を決めていきたい
→ 客観視点でのアドバイスを最大に求む!情熱というより戦略のご相談ですよね。
とても自分らしい発想だと思います。
そして、いきなり歌い始めるのではなく、少し歌うための発声練習を教えていただきました。
【大は小を兼ねる】の言葉通り、声も大きく、幅広く出て損なことは一つもありませんよと彩先生は優しく教えてくれます。本当、その通りだと思います。(ちなみに私は中学・高校時代、放送部でしたので、毎日アナウンスのための発声練習や訓練をしていました。。。)
そして今日の練習曲「Sous le Ciel de Paris」(パリの空の下)のAメロを歌ってみることに。
ちなみにここまで非常に饒舌に彩先生と喋っているわたし・・・
んん??
蚊でももうちょっと声出るやろ?
というぐらい声が出ない・マイクに乗らない(笑)
急に「別人」のようになってしまったのです。
どないなっとんねん、わたし。
その時自分が考えていたこと
キーボードを弾きながら、透明感ある美声でメロディーをハミングしてくれる彩先生を眺めて私はこう思っていました。
・なんて可愛いお顔なんだろう。猫みたい。目が大きくてお顔がちっちゃくてキュートだなあ
・どこからこんなに澄んだ通る声が出てくるんだろう
・女性から見ても本当に魅力的
・こんなに一生懸命親身になってくださるピュアなお人柄
もっとたくさんの人に彩さんを知ってもらいたい〜!
ってことが頭の中をぐるぐる回るのです。
でた〜!
自分のことに集中せずそんなことばかり考えているなんて、教えてくださっている先生に失礼極まりない愚行です。でも、思い浮かんでくるこの気持ちが止められない。。。
そして彩先生も "蚊以下" の声の弱々しさに驚き、ちょっとマイクでフランス語の歌詞を読んでみて!と促してくださいます。
するといつもの自分らしくノリノリでフランス語の歌詞読めるんですよね。
「一回、歌うこと忘れて曲に合わせて喋ってみましょう。自由に自由に!」
とおっしゃっていただく感じで、歌うことに全然進まない私なのでした。
レッスン後に考えたこと
彩先生とは何年ものお付き合いで、緊張するお相手ではありません。なぜ、突然「蚊以下」になってしまったのか、考えました。
「自分自身そのものを主役に据え置けない」
これではないかと。
これまでの仕事は、アーティストやスポーツ選手や素晴らしい一流商品・サービスをPRしていく仕事です。いつでも、"完璧に出来上がっている実力ある対象" があり、それを売り出すための「スタッフ目線・スタッフ行動」が身に染み込んでいるのではないか。
よって、彩さんという素敵な人が先生ではなく "アーティスト" として目に入ってしまい、自分の声を出す必要を脳がリンクさせてくれなかったのではないか。
人は、自分が「できなかったこと」に色々と言い訳や理由をつけるものですね(笑)
「話すこと」は意志の疎通のため必ず対象者がありますが、「歌う」という行為は対象者以前に純粋に「自分がひとりでやるしかない」ことであり、自分をしっかりと中心に据えないと成り立ちません。
OK、そこの意識を変えていくのがまず私の課題だと認識しました。
そして次回のレッスンでは違うことを試してみよう!と考えたのでした。
人生初のヴォーカルトレーニングでは、まずこういう流れでこんな風に進めていくのだなあという理解、先生とのコミュニケーションの温度感を察知できました。「環境」に慣れることは「続ける」というアクションにとても大切なことです。
しばらく続けてみて、「スタッフ目線」が染み付いている自分をどこまで「主」に置けるか、経過観察をしていきたいと思います。どんなことでも、何かをするには「自分の在り方」を自覚していくことが大切。
⑵へつづく >
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